January 27, 2010
January 18, 2010
イラストレーション青山塾公開トークセッション
[news]
04:12 PM
第13期開講に向けてトークセッションのお知らせです。
出演:舟橋全二 作田えつ子 井筒啓之 木内達朗 イラストレーション青山塾修了生
■日時:2010年2月28日(日)14:00〜15:30(開場:13:30〜)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■定員:80名様
■参加費:無料
■申込方法:詳しくは青山ブックセンターのページにて
January 17, 2010
3x3の審査します
[memo]
07:21 PM
去年は偶然にもチョイス、 TIS公募、イラストレーターズ通信という具合に審査員をすることが多かったわけですが、今年はアメリカのイラストレーション専門誌、3x3 magazineの年鑑コンペ(プロ部門)の審査員をすることになりました。オンラインで手軽にエントリーできますので、日本のイラストレーターもどんどん応募してください。
ちなみに3x3 magazineはCharles Hively氏が主宰する比較的新しい雑誌で、年三回発行、毎回三人のイラストレーターがフィーチャーされます。そして、その記事はそれぞれのイラストレーターを良く知るイラストレーター三人によって執筆されるというのが特徴です。これら通常号の他に、年鑑コンペがあって次が第7回目です。また、アメリカの年鑑の中にあって、他と差別化するために積極的に国際色を打ち出しており、審査員パネルもそれを反映しています。いろいろな国に年鑑コンペがあるが、みなそれぞれの国の作品に偏りがちなところ、真の国際コンペは3x3だけであると豪語しています。とは言いつつも、アメリカ発のコンペティションなので、アメリカからの応募が一番多いのも事実ではあります。まだ若い年鑑なので、他と比べると入選するチャンスは高いです。毎回の応募総数は約2,000点といったところでしょうか。入選は15%くらいです。
もしかしたら以前にも似たようなことを書いたかもしれませんが、せっかくなのでアメリカのイラストレーション年鑑について少し。
3x3の他に代表的なものとしては、Society of IllustratorsのILLUSTRATORS、Communication ArtsのIllustration Annual、それからAmerican Illustrationなどがあります。
それぞれ持ち味のようなものがあって、Society of IllustratorsのILLUSTRATORSは最も歴史が長く作品の収録点数も一番多い年鑑です。幅広い分野の優れたイラストレーションを満遍なく掲載しているという印象でしょうか。部門ごとにその年の優秀作品には金メダルと銀メダルが贈られることになってます。去年に行われた第51回の応募総数は4,500点程、そのうち入選は一割くらいでした。このILLUSTRATORSだけは、Society of Illustratorsのギャラリーにて入選作品の展示があり、それにあわせて額装した原画を送る必要があります。
Communication ArtsのIllustration年鑑は僕の印象では、選ばれる作品が比較的オーソドックス、伝統的になる傾向があって、ベテランの作品も多く掲載されています。ただし応募総数に対して入選する点数が少ないので、この年鑑に載ることはなかなか難しい。僕も何度も落ち続けました。去年が第50回で、応募総数5,470点、入選が200点前後というところ。
American Illustrationは去年が第28回、応募総数8,000点強、収録点数は200点強、他の年鑑に比べて最もとんがってエッジの効いた作品を多く選ぶ傾向があります。入選作品は本としての年鑑に掲載されるselected、ウェッブサイトへの掲載のみのchosenという二段階制になっています。応募数を見てもわかるように、アメリカで最も人気と影響力のある年鑑と言えるのではないでしょうか。北米での仕事、もしくは北米にレップのいるイラストレーターしか応募することができないにもかかわらず、です。他の年鑑が1ページに複数の作品を掲載する、つまり一点ごとのサイズが小さくなってしまうのに対して、American Illustrationは創刊からずっと1ページ1点を守っている豪華な年鑑です。
審査に関しては、3x3はデジタルデータでの審査なので、審査員が審査会場に集まるということはありません。これによって国際色豊かな審査員パネルを構成できていると思われます。多分、他の年鑑は審査会場に集合する必要があるでしょう。また、審査の報酬という点に関して言うと、審査員を依頼されることは名誉なことであり、社会貢献であると考えられているため、宿泊代、旅費などの経費以外は出ません。3x3ではどこへも行かないので、もちろん何も無しです。
これらのどの年鑑も、毎年プロが少なからぬ応募料を払って応募し、その年の自分の仕事に対する評価を問うものであって、新人のための登竜門的なものではないのが日本のコンペと違うところです。公正を期すために審査員パネルも毎年変わるし、Society of Illustratorsの場合では会員だけが審査をするのではなく、外側の審査員を多く招いてパネルを構成しています。
もともと僕がこれらの年鑑に応募するようになったのは、いつか自分もここに作品が掲載されるようになれたらなあという憧れからでした。というのも、パサディナにあるアートセンターという美大でイラストレーションを勉強していた頃、毎日学校の図書館でAmerican Illustrationを眺めていて、そこには自分の好きなジョン・コリアーやマット・マハリン、ブラッド・ホランドらの作品がいつも載っていたからです。
卒業した後、僕はこれらの年鑑に必ずしも毎年応募してきたわけではないのですが、デジタルで仕事をするようになってからは、ほぼ毎回しています。前述した四つの年鑑は、最近になって全てオンラインで手続きできるようになったことも、積極的にエントリーしている理由の一つです。ちょっと前までは印刷見本を送って応募していました。
また、年鑑へのエントリーはプロモーションの一環と考えられているので、レップも応募を奨めるし、応募料についてもコミッション割合相当額を負担してくれます。仕事に対するレップの取り分が25%〜30%とすると、他の広告宣伝費と同様、かかった応募料も同じ割合だけ負担してくれるということです。(このへんのところは、実際どんなレップとどういう契約をするかによって変わってくるとは思いますが)
そしてやっぱり、毎年継続して数種類の年鑑に作品が掲載されているという事実は、今のところ確実に仕事につながっていると思います。海外における仕事の半分は年鑑が運んできたのではないでしょうか。それから、年鑑へのエントリー自体がプロモーションたりえるとも思います。なぜなら審査員パネルにアートディレクターが含まれている場合が多いからです。結果的に入選に至らなくても、そのアートディレクターの目に留まれば、仕事の依頼がくるかもしれません。実際、僕が仕事でやりとりをしたアートディレクターから、あの年鑑の審査で作品を見たよと言われたことが何回かあります。
ついでなので書いておきますが、海外の仕事の残り半分はレップによるもので、こちらはむしろプロモーションの効果というよりも、芋づる式に仕事が発生することが利点だと思っています。レップのお得意さんは、そのレップと契約している複数のイラストレーターに仕事を発注しがちである、ということです。僕の場合、イギリスの切手やスターバックスなどの大きな仕事がこれにあたります。そんなレップに自分を売り込んで契約するためにも、年鑑に作品が掲載されていることは重要で、実績として説得力を持ちます。
これまで挙げたものの他にもコンペとしては、ADCのArt Directors Club年鑑、The Alternative PickのAltpick Awards、Creative Quarterly、主にエディトリアルデザイン中心のSociety of Publication Designers SPD年鑑、SF、ファンタジー、コンセプトアート系のSpectrumなど。参考までに他の国では、イギリスのAssociation of illustratorsのImages、カナダのCreativity International Awards、オーストリアLürzers's ArchiveのThe 200 Best Illustrators Worldwideなど、さらにまだたくさんあるでしょう。まあ全部やっていたらきりがないですね。お金もかかるし。
とめずらしく長々と書いてきましたが、世界的な不景気とともに出版や広告が衰退し、インターネットの普及によって世界がどんどん狭くなる中、電子ブックなど新しい技術の台頭もあって、年鑑に応募することが今後どれだけ効果あるかはわからないし、イラストレーション自体先行き不透明である気がします。それでも、何らかのプレゼンスを確保しておくことは大事かなと思います。この辺の話題に関しては、DrawgerのRobert Zimmerman氏のブログエントリーでもリンクしておきましょう。アメリカのイラストレーション事情はDrawgerを追っていればだいたいわかるというもんです。
January 03, 2010
謹賀新年
[memo]
09:30 PM
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
チャイは初めてうちに来た頃よりもう倍以上に育ってしまいました。チャイの写真はこちらに少しずつ載せていきますので、よろしければご笑覧ください。
December 26, 2009
みんなの古本500冊 もっと
[news]
02:36 PM
上杉忠弘さんのお誘いで、恵文社刊『みんなの古本500冊 もっと』に参加させてもらいました。参加者が一つのテーマを決めて四冊の古本を選び、それぞれについて語るという企画です。僕は「自分の作品作りに何かしら影響力のあった本」というテーマで以下の四冊を挙げています。本には選んだ古本のカバー写真も掲載されていますが、白黒印刷なので、ここにカラー版を載せておきます。
American Illustration 3
Wild Animals
Alexander Deyneka
Walt Disney's MICKEY MOUSE MEMORABLIA








